会長のブログ ~足元を見られる~

熊本の再開発の為に辛島公園一帯は大きく変わっている。昔の辛島公園を思い出してみると、靴磨屋さんが箱を並べて呼び込みをしており、若かった私は断れずに箱の上に靴を差し出したものだ。当時銀行に勤務している友人から金融機関も借入審査には足元を見て判断する場合がある、とまでいわれたこともあった。足元を見た時に泥だらけの靴であれば一生懸命さは伝わるだろうが余裕は感じられないのだろう。また、一見さんお断りの料理屋に行っても、ベテランの下足番が居て、靴を見て仲居さんに部屋を指示するなど、まさに職人技とも言われていた。余裕のある人は頭から足元まで気を遣うわけだ。余裕といっても時間の余裕、懐具合、いろんな余裕があるが当時若かった私は舐められまいと見栄を張り、余裕があるように見せていた。それが男なのだ。そんな私は昔から天気の良い週末に玄関先に靴を並べ靴磨きをする。社員に靴磨きを伝授するほどの腕前だ。靴は高価なものでなくても手入れをすると長持ちする。毎日同じ靴を履けばすぐ傷んでしまうから勿体ない。私たちの仕事はご自宅に上がらせていただく事が多い。靴を脱ぎ、その靴を丁寧に並べる所作までを見られている。玄関に並んだ自分の靴を見られた時にどう思われるか。夢を語って頂く相手として相応しいのか。家づくりのパートナーとして相応しいのか。まさにこの瞬間、足元を見られるのだ。

撮影

こんにちは! 今日は会社スタッフ全員である撮影をしました! 何の撮影かは内緒ですが、やはりプロの違いますね。 皆で撮ってもらった写真を見て吟味致しました!             お客様目線とプロ目線  どっちも大事ですね! 家づくりも同じです! ざっくりとまとめましたが今日とった写真は時期がきましたらお見せいたします! お楽しみに!!! そして光の森モデルハウス 薪ストーブ着火致しました! 皆様、お待ちしてマース!!!        

晴れました

ブログをご覧の皆さまこんにちは 久しぶりの晴れ!しかも今週は3連休! 予定を立てていらした方もそうでない方も充実した3連休になるとよいですね。 先日、某アウトドアショップに行ってきました。 最近は色んな便利グッズがあったりおしゃれな小物があったりと、外でも快適に過ごせそうですね。 寒くなると家に籠りがちになりますが、楽しいアウトドアグッズを手に入れて 素敵な家族の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?             当社からリリースしたばかりの「HUCK」はそんなアウトドアがお好きな方はもちろんの事 みんながワクワクするお家作りをご提案しております。 詳細につきましては、当社HPもしくはモデルハウスへお越し下さい。 お待ちしております。  

第5回建築講座『釘を刺す(打つ)』

皆さんこんにちは!第5回建築講座のお時間です! この建築講座シリーズ、月1回のペースを目指して頑張ります! さて、第5回の今回は『釘を刺す(打つ)』です。 意味は後で面倒事が起こらないように、念を押すことのたとえで釘を刺すと言われています。 このことわざ良く聞く言葉ですよね。良く使いますし、時には周りの人からいわれることもあるのではないでしょうか? 私は・・・日常茶飯事です(笑) しかし釘を刺すという事は建築では当たり前のことです。釘が無いと家は建ちません。 ではなぜ念を押すという言葉で使われているのでしょうか? それは昔の家の構造に答えが隠されています。 昔の家は梁と柱の接合部分に接合金物や釘(ビス)を使わず継手や仕口のみで接合していました。 今は金物結合が当たり前ですが、材料が少なかった昔は職人さんが木材に一つ一つ刻みをいれて結合していました。 一見不安に思う構造ですが、今でも築100年の古民家がしっかりと建っているので、いかに昔の技術が高かったのか分りますね。 しかし昔の職人さんも継手のみは不安だったのでしょう、継手のあとにより強度を持たせるため、念のために釘を打っていたそうです。 この作業から『釘を刺す』ということわざは念を押すという言葉で使われるようになったそうです。 今は様々な道具があり技術が開発され、多様な住宅が建っています。 しかしその技術も道具も、使いこなす職人さんがいなければ宝の持ち腐れです。 何気ないことわざは昔の建築の建て方が隠されているんですね。 では次回をお楽しみに!

会長のブログ ~ズボンのプレスが効いてないなんて~ 

事務所に訪問される方のズボンプレスが効いてないことが気になる。ズボンプレス機だってあるはずだ。昔の学生はズボンの寝敷をしていたほどだ。45年程前に英国に旅した際、ご一緒した方から下着などは現地で調達せよ。とアドバイスを受け英国で買った下着~ロングパンツ~が70歳過ぎた今も私が愛用しているパンツとの出逢いだ。確かに日本にも股引きとかステテコなどトランクスの中間的な下着はあったが、英国紳士のスーツの着こなしの為の下着を知った時には衝撃だった。洋装の長い歴史と伝統に感心した。このロングパンツを着衣すると椅子の起居の時、歩行時など裾払いがよくシワにならず品格ある立ち振る舞いに繋がるのだ。女性の場合はスリップやペチコートなど皮膚にまとわりつかない下着があるが、日本での男性ファッションには浸透しなかったようだ。見えないとこに気を配ることで表にも表れてくる。奇抜な格好をする者を批判はしないが、身だしなみとお洒落は違う。身だしなみは周囲に嫌な思いをさせないための気配りである。服のシワ、手入れのない髭、靴の汚れ。仕事をする前に品格を疑われては何も始まらないではないか。と親父の呟きだが・・・。