今日のモアさん


家づくりにまつわる思い、四季折々に感じたこと、モアのまわりで起きたことなど、
おばちゃん力を振りかざす美雪社長(?!)をはじめ、
スタッフ総出で綴りるブログです。ときどきダンディな会長も登場しますよ。

 

これまで多くの家づくりに携わらせて頂きました。建築と切り離せないのが神事です。家づくりの際には地鎮祭、上棟式、家祓いなどいろんな神事を行います。私はこの業界にいるおかげで人よりも多くのお祓いを受ける事ができいつも有難いなと思います。お祓いを受けるも気の持ちようかもしれませんが、その都度身を清めてもらってると感謝しています。 過去にはお客の進行されている仏式、聖教の起工式もありました。仏様も神様も聖母にでも厚かましく、お清めをしてもらえると感謝してます。建築側は神事の際、鎮め物と棟札を預かり受け施行中に納めていきます。ご存じの方もいらっしゃいますが改めてご紹介したいと思います。 「鎮め物」とは20㎝程の封印された桐箱。多説ありますが地の神にこの地に建築します、お邪魔しますのでお許しを。という意味などいろいろあるようです。土地に神を鎮めるという意味でしょうか。封印されているので開けるのは恐れ多いのですが、若い頃どうしても気になって開けてみたことがあります。中には人像や鉾などを模ったものが入っています。基礎のコンクリートの中に鎮めます。 「棟札」とは棟が上がり一番高い所へ納め、暮らす方を厄災から守ってくれるお札です。建築の記録として施工主や施工者などを記載します。築120年古民家再生工事をした際は棟木に直接記名され棟梁だけでなく、木を伐り出したの名もありました。木造建築は、土地を掘り起こし、木の命を頂くのです、目に見えない神々にお許しを頂いてきたのでしょう。 家を建てる際には、昔ながらの伝統を知ることが出来ます。伝統や文化を知りながら家づくりを楽しんで頂きたいと思います。