今日のモアさん


家づくりにまつわる思い、四季折々に感じたこと、モアのまわりで起きたことなど、
おばちゃん力を振りかざす美雪社長(?!)をはじめ、
スタッフ総出で綴りるブログです。ときどきダンディな会長も登場しますよ。

 

基本的なモルタル外壁とは、網の針金(ラス)などの上からモルタル(水・砂・セメントを混ぜたもの)を左官コテで塗り付け、その後、塗装仕上げしたものをいいます。モルタル壁の代表的な仕上げとして、吹付リシン吹き付・吹付タイル・吹付スタッコがあり、サイディングボードが普及するまでは日本のほとんどの住宅がモルタルを使用していましたが、近年その割合は減少しています。モルタル外壁は塗装仕上げですので、定期的にメンテナンスをしないと外壁の耐久性が低下します。

モルタル外壁の塗り替え時期は新築で5~13年。この時期を過ぎたころから経年劣化による不具合が生じてきます。症状としては、次にあげるものがあります。

①ひび割れ…塗膜性能の経年劣化により、モルタル下地の膨張収縮に耐えられなくなり、塗膜にひび割れが起こります。ひび割れから建物内部に雨水などが侵入し構造体や断熱材が腐食する原因になります。

②チョーキング(白亜化)…紫外線や雨水の影響のより塗膜の分子が破壊される事で発生します。建物の防水性が低下し、モルタルが水分を吸って構造体が腐食する原因になります。

③塗膜の剥がれ…モルタル下地から塗膜がはがれてしまう状態を「剥離(はくり)」といいます。ひび割れなどから雨水が浸水してモルタルと塗装の付着力がなくなり密着不良がおこり塗膜がはがれます。下地が完全に露出するので、住まいの美観を損ねるだけでわなく、構造体腐食の原因になります。

④藻やカビの発生…日光のあまり当たらない壁面、ザラザラしたリシン壁やスタッコ壁、湿気の高い場所、植栽物の多い場所などに多く生じ易い傾向にあります。経年劣化により塗料の防カビ剤や防藻剤の薬効がなくなり、カビ、コケが発生し、モルタルに水が染み込み、構造体が腐食する原因になります。

ひび割れ

塗膜の剝がれ

藻やカビの発生

メンテナンスは
モアハウジングのリフォーム部門『モアのリフォームスタジオ』にて。小島・岩下がお待ちいたしております。
デサキ菊陽店内BURN モアのリフォームスタジオ(菊陽町津久礼2648)